検索エンジン最適化(SEO)を改善するCloudflareの機能と、CloudflareとSEO に関する一般的な誤解について説明します。
概要
Cloudflareは、Webサイトのコンテンツを訪問者に配信する速度を上げることでSEO順位を上げます。 Google Search Consoleでエラーを確認した場合は、クロールエラーのトラブルシューティングに関する記事を参照してください。 CloudflareのWebサイトの最適なSEOを行うには、CloudflareとSEOに関する以下の一般的な誤解を参照してください。
CloudflareとSEOに関する一般的な誤解
ネームサーバーの変更は順位に悪影響を及ぼす
ドメインのネームサーバーをCloudflareに変更しても、Search Engine Results Pages(SERPs)には影響ありません。 Googleは検索結果の配置を決めるのにかなり複雑なアルゴリズムを用いるので、SERPsの変動はおそらく偶然の一致です。
サーバーの場所がサイトの検索順位に影響を与える
Googleによると、所在国におけるSERPsのサイトの検索順位を決めるにあたってサーバーの場所は重要ではないとのことです。Cloudflareがグローバルなエニーキャストネットワークを使用するように、 検索エンジンはCDNに対して特別なルールを確立しています。 代わりに、ドメイン拡張(たとえばccTLD)や言語サポートなどの要素が重要です。 またウェブマスター ツール使用して、ジオターゲティングの設定をGoogleに伝えることもできます。
Cloudflareが重複コンテンツを作成する
Cloudflareは、Webサイトの重複コンテンツを作成することはありません。 CloudflareのCDNを動作させるために、CloudflareはURLを書き換えたり、追加のサブドメインを作成したりしません。 重複コンテンツとSEOの詳細については、重複コンテンツに関するGoogleのディスカッションをご覧ください。
検索エンジンはIPアドレスを共有するサイトにペナルティを課す
複数のスパムサイトがIPアドレスを共有していると確信していない限り、一般に検索エンジンは共有IPアドレスに対してペナルティを課しません。 ただし、サイトがハッキングされたり、マルウェアが含まれていたりする場合は、問題が是正されるまでSERPsが影響を受けます。
SEO順位を上げる
いくつかのCloudflare機能は、検索エンジンでのサイトの順位を上げます。 しかし、SEO順位を上げるには、「コンテンツの充実」と「頻繁な更新」が依然として重要です。
HTTPSを有効にする
HTTPSはHTTP/2を利用することでサイトの表示速度を改善し、検索エンジンはHTTPSをランキングシグナルに使用するため、HTTPSはSEOにとって極めて重要です。
サイトでHTTP/2を有効にするには、次のことを行います:
- サイトがHTTPS経由で読み込まれるようにします。
- 常時HTTPS化を有効にすることでユーザーがHTTPSバージョンのサイトにリダイレクトされるようにします。
専用SSL証明書を使用する
専用証明書はSEO順位を上げるのに役立つ場合があります。デフォルトでは、Cloudflareは共有(Universal)SSL証明書を使用します。 ただし、Cloudflareゾーンで専用SSL証明書を有効にすることができます。
サイトの表示速度を改善する
検索エンジンは、サイトの順位決定にサイトの表示速度を考慮することが多いです。 Cloudflareは、サイトのパフォーマンスを最適化する複数の機能を提供しています。